「脳梗塞」

脳梗塞は、動脈硬化で脳の動脈が狭くなったり、
心臓などから血栓がはがれて流れて来たりして、
脳の血管が詰まる病気だ。

脳細胞に栄養や酸素が送られないと細胞が死に、
半身まひなどの後遺症や死亡につながる。

脳梗塞のほか、脳内の血管が破れる「脳内出血」、
脳血管にできたコブ(脳動脈瘤)が破れる
「くも膜下出血」の3疾患を合わせて脳卒中と呼び、
患者は計約140万人。

死因別では、がん、心臓病に次いで3番目に多い。
脳卒中の死亡者のうち、脳梗塞が6割以上を占める。


「「脳血管が血栓(血液の塊)によって詰まる脳梗塞は、
毎年8万人以上の命を奪う怖い病気だ。

これまで根本的な治療がなかったが、
血栓を溶かす新薬「t-PA
(組織性プラスミノーゲン活性化因子)」が
保険適応され、脳梗塞治療は新たな段階を迎えた。

ただ、副作用も少なくないだけに、使い方に
十分な注意が必要だ。

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